Laboratorism - 新井裕己のハードコア人体実験生活
 

カービングできるファットスキーってほとんどないわけですが、今使ってる2本のファットはどっちもなぜかギンギンに切れるのです。

が、全然タイプが違う2本。

1本は柔らかめでサイドカーブがR=16.5mというZAG Gold93。2年前のやつですかね。長さは191cm。

ZAG GOLD93

センター93mmで今となってはセミファットかもしれませんが、トップが140mmもあって、ロングノーズしゃもじ板なので、悪雪にはたいそう強いです。
つか、ショートターンするとトップのしゃもじがバンバンスプレーを上げるので、究極のフェイスショット板かもしれません。
で、ゲレンデではこのサイドカーブなので、結構切れます。

欠点はトップが浮いて、センターが沈むので、登りが大変w。
普通よりも斜度が出る感じになります。
さらにトラバースは異常にやりづらいです。
それと、トップが重いので、硬いバーンで振り回すとスウィングバランス悪いです。
ロングノーズなので、実質的な長さはかなり短く感じます。あんまり前に踏み込めない感じ。
トップのしゃもじが抵抗になって、スピードもあんまり出ませんね。

が、バランスの悪さは逆にビンディングの位置を変えればいろいろ面白いかもしれません。

 
で、もう1本が、激硬H112。これもZAGブランドですが、全く乗り味違います。

ZAG H112

つか、今まで乗った板で一番硬い
なのに軽い!不思議!

あまりに硬いので、ギャップとかで簡単に刺さります。すごい難しい板です。
が、硬いから締まったバーンでも強いです。センター102mmもあるのにバリバリカービングできます。ばたつきゼロ
サイドカーブは23mで、しかもほとんどたわまず、さらに板が軽いので、よくある板の重さに任せたような乗り方ができません。
かなり脚力使います。

が、オープンバーンのかっ飛ばしは最高ですなー。
適正スピードがかなり高いので相当場所も選びますが。
つか、ビックマウンテンの大会用に作られた板なので、森林限界以上のいろいろなコンディションでかっ飛ばしたり、急停止したりするのに強いわけです。
まさにアライユウキ用な板なわけです。
なんせ軽いし。登りも楽。
長さ193cmもちょうどいい感じです。
なんてったっていかついオヤジのグラフィックが強さ倍増ですよ。

が、森林限界以下で低速で滑ってると・・・、刺さりますな。あー難しい
体重10kgくらい増やすと力負けしないかも。悩ましい。

ちなみにH112というのは、フランスで救助ヘリを呼ぶ電話番号らしいですwww。

ということで、マニアックなZAGを2つも持ってるのは新井さんだけ!
てか、別にスポンサードされているというわけではないですがね。

身長高い(181cm)ので、長いファットがいいんですが、近頃長めのファットって減ってますわね。
リバースキャンバーな逆反り板は汎用性がないし、ウイリー滑りは不格好で面白くないと感じるので、ロングノーズなサイドカーブのない、センター100mm前後の板が欲しいかなあ。

つか、それよりビンディングの位置で乗り味変わりすぎて、それを変えずして板を語るのはなんかなあ。
まだまだ実験が必要です。

夜はバカッ晴れの放射冷却で、駐車場で-5度。
無風だしこりゃあ表面霜確実ですな。

全く降っていないので、ゲレンデはどーでもいいわけなので、ゆっくりめの8:20のロープウェイに乗ったものの、かぐらゴンドラがなかなか動かなかったので、なぜか3番搬器にw。

クワッドに至っては、なぜか2番目。
ゆっくり出たはずなのに・・・w。

となれば、久々にグルーミングバーンをかっ飛ばしましょー、ということでカービングギュンギュンです。

 
で、板論書いたけど、長くなりすぎたので別記事で。
 

さてと、グルーミングバーンをカービングでかっ飛ばしまくってたら、足がパンパンになったので10時くらいにハイク開始。

今日はちょっと気合い入れて登ってみたら、クワッド降り場から中尾根の頭まで38分でした。
高速道路トレースのおかげですが、もうちょい短縮できそうですな。

で、そのまま奥へ。
まずは霧ノ塔の手前の見事な三角ピーク、清八ノ頭
つか、大して考えてなかったので、尾根通しでも100mも下るのにシールのまま滑ってしまったw。
もう日射面は腐り始めてきてるので、急いで登るものの、尾根が狭いので、シールで切り返すのはなかなか厄介。
先行トレースはスノーシューなので結局全ラッセルです。
ピーク手前からかなり風が強くなって、南側の吹きさらし面はクラストの上に腐れ雪20cmでズルズル。スキーアイゼン付けなかったから滑落寸前。あぶねえあぶねえ。

登頂。登り始めから1時間15分。お手軽ですなあ。
先行2名は先に進んだよう。なんでここを滑らないのん?もっといい斜面があるのかな?
まあいいや。ありがたくいただきます。

清八ノ頭から見た中尾根北斜面。出だしはツリーだけど、下は結構開けてます。

三角の頂点からチョッカリ気味にドロップ。
またも凹凸が出ててそれが面白い。
沢のボトムに降りきらず、左の尾根状を乗り越したら、そこがまたナイスなオープンですばらしい。
で、沢越えて対岸の尾根面を。こっちのほうが雪がいいもんで。

そのまま尾根を絡めて、雪のいいところをこの尾根の末端まで。いい尾根だ!

後は沢沢だと割れてそうなので(実際まだ割れてます)、途中から右右へトラバースして中尾根に乗り上げる感じで。
で、尾根乗り越したら雪腐りまくり。降りるだけ降りて、ボトムからトレース使ってゲレンデへ。

 
はい、すぐさま2本目。

リフトからさっき滑った清八ノ頭のラインが見える。

完璧。
会心のライン。
美しい。

斜面の難易度や、雪の良さなんかどうでもいいんだ。
真っ白なキャンバスに1回限りのラインを描く。

思い通りのラインを描けたとき、山は自分の一部になる。
そんな気がする。

そのために滑ってるんだと思う。

清八ノ頭は2000mぽっちのどうでもいい山かもしれないけど、一生記憶に残る山になった。

 
明日の雪で消えちゃうのがもったいないくらいだけど、それもまたスキーの儚さ

リフト降り場から見た中尾根南斜面と、右奥に見える清八ノ頭。昨日のラインもなかなかよかったです。

もう日射面は雪が腐ってるので、北面しかないでしょ。
今度はちょっとエネルギー切れで43分くらいで中尾根の頭へ。
そのまま裏の北斜面へ。
結構斜度のある北斜面。貴重です。
すばらしい雪でツリーながらにかっ飛ばして、ヘルメットとストックで枝を吹っ飛ばし
沢まで降りたら、右右へトラバースしながら開けたところをちょっと滑ったりしつつ、どんどん右へ。
するってーとちゃんと中尾根に乗り上げられるのよね。すばらしい。

尾根上も左気味に行けば雪がいいので、最後まで楽しい。
んで、1本目と同じ場所に出たので、全く同じように降りて終了。

例のごとく午前券なので、品行方正にロープウェイで下山しました。

何気に中尾根の裏に入ったの初めてなんですが、こりゃあすばらしいですな。
もう一降りしてヤブが完全に埋まれば、確かにここはパラダイス
標高が高くて雪質よくて、お手軽な登りで、オープンもツリーも。
これで標高差があればなーw。

あ、コンディションですが、南斜面は雪完全に死亡w。もうアンモナイト気味でした。
北面はすばらしいパウダーが温存されてますが、予想通り表面霜が結構できてます。
明日の雪が乗ると結構気になるところです。
クラス1データとしては、神楽ヶ峰の北西尾根の東面でサイズ0.5の自然発生の面発生1つ。
雪庇下だったので、風の影響ですかね。
この辺りに詳しくないのですが、季節風が秋山郷方面から吹いてきて、苗場山に当たって、この沢に吹き上げるのかな?